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月姫

 同人界から、また一つ名作の出現である。
 謎を謎と気付かせない巧妙な展開と、際立つ負の感情、幾重にも連なる言葉遊びが非常に心地良いと感じる人で、シナリオの謎解きが楽しい人には是が非でも推薦したいゲームである。あ、もちろん18歳未満の人はダメよ?(ぉ)

月姫 完全版

アルクェイドシナリオ

 白い姫君。
 金髪ショートカットで、天真爛漫な性格。パツキンの白人モデルさんが普通の服を着てる感じ。やたらと日本語が流暢だが、世間知らず。
 ある意味、俺にとって一番悲しいシナリオだった。
 外見的には俺の萌えに最も強く訴えかけられる存在なのに、シナリオ的には共感も感動も非常に薄い。作品タイトルになってる「月姫」の名を冠するアルクェイドのトゥルーエンドだが、驚異的なほどにテーマが見えない。訴求力不足か? それとも、俺が月姫の世界に浸かってないだけか?
 キャラとしては一番面白いヤツであるが、その本領を発揮するのは実はシエルシナリオだったりする(笑)

シエルシナリオ

 謎多き先輩。
 青髪ショートカットで、優しいメガネの先輩。名前からも解かる通り、異国からの転入生。先輩と言う立場上、押しが強い部分もあるのだが物腰柔らかくその上天然で、掴み所が無い。
 シエルのシナリオにはアルクェイドが激しく絡んでくる。作品タイトルにもなっている月姫なのだからそれは当然だが、冷たく光り輝く眩しいアルクェイドと、虚々実々のオブラートに包まれた温かいシエル。アルクェイドの行動は純粋過ぎて美しい。まったく、ヒトのシナリオだと言うのに光り過ぎである。
 シエル先輩のえちぃシーンはどこから斬り込んでいけば良いのか解からないほど、ツッコミどころ満載。「メガネをしてない先輩なんて、先輩じゃない!」はメガネっ娘萌えならずとも選択してしまいたくなる名言ではなかろうか。俺は逆選択をしたが。
 当然俺も、枕元に上げられた先輩で鮮烈なデビューを飾ったろうそくの灯は、被拭き拭きで火噴き噴き(謎)、菊花賞でH2ロケットよりも眩しい煌きを放つ爆炎となりました。久々に俺のライオンハートも咆哮。ってゆーか、燃え萌エよッ!?(ぉ)
 ただし、シエルグッドエンドには良くも悪くも虫唾が走る。テメー(主人公)は、逝ってヨシ。
 萌えるんだけど、思いっきり吼えられない……共感できない理由が解かってきた。非現実的な設定も然ることながら、数奇なる謎と運命に振り回される主人公に行動理念にまったくの一貫性が無く、陰鬱的な独りよがりの思考が多くを占めるからだ。まぁ一貫性があるとすれば、「消去法的にこの選択肢しか残されていないからこうする。」と言う点であろう。また、陰鬱的な独りよがりの思考になってしまうのは、シエルの独善的且つ包括的なサポートがあり過ぎて、主人公の行動に自由が存在しなかったと言う点になるのだろう。
 ただし、シナリオ的にはこのシエルシナリオが一番好き。シエルも萌えるし(笑)

秋葉シナリオ

 遠野家の血を引くお嬢様にして、主人公の妹。
 ショートカット率の高い月姫のキャラで珍しく黒髪ロングでつり目、非常に高圧的な態度を取るお嬢様。それでも主人公の妹らしい部分もある。
 秋葉のシナリオにはシエルが絡んできた。アルクェイドには出番無し。絡んできても面白いと思ったが。
 互いに望んでいた未来は手に入らず、幼き日の幼馴染みの因縁に終止符を打つ。やられたらやり返せ(シキ)、そして、ギブエンドテイク(秋葉)。
 俺には、「七つ夜」と刻まれた短刀に主人公が涙する部分が一番キた。膨大なテキスト量を誇る月姫作中にて、キスシーンですら4ページもあると言うのにたった2ページの文章。想像出来ない想像に、行き所の無い無感情の想いに爆涙。
 シナリオとしては、このシナリオが一番面白かったし納得してしまったかな。塵は塵に、灰は灰に、無は無に。捻じ曲げられてしまった「死」は死に。それが自然の理。

翡翠シナリオ

 遠野家付きの使用人。主に主人公の身の回りの世話をしてくれる。
 ショートカットの赤い髪に、おそらく正統派メイド服の洋風な人。無感情無関心を装いつつも、月姫ストーリーは尋常ではない風景が多いので、表情の変化が無いこともない。料理がやたら下手。潔癖症。
 完全に遠野家付近だけの閉じた物語。閉塞というのは相関関係が解かりやすい。途中からどれほどあの人のシナリオへ行きたかったことか! 翡翠が何を言わんや、既に心は揺れている。シエルシナリオの時も思ったが、絡んでくるキャラが光り過ぎ……(笑)

琥珀シナリオ

 遠野家付きの使用人。主に秋葉の身の回りの世話をしてくれる。
 翡翠と同じくショートカットの赤い髪で、着物に前掛けという和風な人。喜怒哀楽は激しく、と書きたい所だが哀は無い。それでもよく表情の変わる明るい人。掃除が苦手で、破壊された遠野家の遺物は数知れず。
 翡翠シナリオで語られた設定へと回り込むシナリオ。ただ、翡翠シナリオではあれほど強固に壊れていたモノが、琥珀シナリオでは何の説得力も無いまま還ってくるので違和感が強い。翡翠シナリオの中盤で解けた謎を癒すべき大いなる嵐のイベント期待していたのに、拍子抜け。
 悪意無き元凶は忌み嫌われるでもなく、ただ哀切。親父も、シキも、秋葉も、琥珀も。
 しかしそこには頭痛を伴うような同情と悔恨の念や、拳を握り締めるような緊迫感は無い。想像するしかない感情には感覚を研ぎ澄ましても触れられず、俺としてはいまいちピンと来ない。つまり、実感が湧かない。感情が走るよりも前に理性で考えなければ想像も出来ないモノなのだから、一呼吸置いてしまっては吼えることも躊躇してしまう。俺の想像力が不足しているのだろう。

閑話月姫

幻視同盟

 秋葉の後輩で、お嬢さま学校中等部の新キャラ「あきら」が登場する。主人公と同じく不思議な力を持った少女で、主人公がものの死を視るのに対し、あきらはものの過去から予測される未来の情報を知覚することが出来る。
 性格はどこか掴みきれない子犬系。俺にとって避けることの出来ないホームランボール。シナリオの謎解きなどそっちのけで萌えてました(駄目)
 俺はシナリオの謎解きなど興味は無いと言うか興味を持てない状態だったのですが(ぉ)、後から考えてみるとなかなか巧妙。短いながらも良く出来ている話であります。ゲームにはなってないですけど(笑)

歌月十夜

 本編となるシナリオが1本。ミニシナリオが10本。これはファンディスク越えてるぞ……(笑)
 当然ながら月姫のヒロイン達は揃って登場し、月姫をプレイしたものとしてキャラ紹介もなくストーリー展開される。また、本シナリオ・各ミニシナリオも含めて不条理感溢れる展開が繰り広げられる。
 アルクェイドはやはり真ヒロイン。性格も変わらず、ストーリーの中心付近に位置する。アルクェイドイベントも多いのだが、さっぱり萌えねェ……(笑)
 シエル。アルクェイドと対を成すものだ。ヒロインの影という事で美味しい部分もあり、そのくせ脇にも回れるナンでもこなす美味しい役でもある。しかし今回はどうも……遠野系のジョーカー琥珀にかなり持っていかれたようで(笑)
 秋葉。月姫本編より鬼妹っぷりが悪化している。凶悪な性格。常に誰とでも対等にバーサス出来る立場と性格のため、見せ場はやはりソレ。
 翡翠。見せ場は多い。でも、萌えねェ……(ぉ) つーか、性格がかなり変わっちゃってるのよね(笑)
 琥珀。ギャグ要素が入ると一番先に壊れる人。不条理感あふれる歌月十夜作中にて、最も不条理感あふれるキャラ。自棄気味ジョーカー(ぉッ)
 アキラちゃんも登場。相変わらず、激ッ、Oッ、Kェ(笑)
 ヒロイン同士の激突が多い。そういうとらいあんぐるハート状態は嫌いじゃないんだが……どうして選択肢の一つも出てこないんだろう?
 話が作りやすいのか、秋葉・翡翠・琥珀の遠野家関連のイベントは非常に多くなっている。

 新キャラも登場する。月姫本編にも出ていたかもしれないが、まったく記憶に無く(爆)
 朱鷺恵さん。主人公の主治医の娘で、大学生。ショートカットでほわほわ系。お、俺好み……(ぉ)

 黒服の少女、レン。
 人間とは思えない耳は何なんだろう……。いや、まぁ予想は付くんだけど。
 まったくしゃべらない。無口系か……(涙)
 期待されているかも知れませんが、すいません。俺は無口系は苦手です。
 でも、えちぃシーンは難なく見れました(笑)
 後で攻略ページ見て解かったんですが……どのヒロインにも強い萌えが無いため、「どのキャラにも対等で無難な、猫とたわむれるイベント」をスキップとして多用していたためかと(笑)
 でも、好感度的にはあきらちゃんが最高に高まっているものと予想。と言うか俺内部では So なんだ Yo!(ぉッ)

黎明

 突然1人称が変わる。あー……ネロか。って、ネロってやつはその意味を殺したんじゃ?
 シリアスな展開なので、アルクェイドかシエルのシナリオの後だと思うのだが……(笑)
 妹なポニ子がいたな。ってぐらいしか覚えてません(笑)

妹切草

 キャラに思い入れ(萌え)が無いと、こういうものは楽しめないんだよね……(笑)
 と言うわけで、遠野家側のキャラにはあまり思い入れも無く……秋葉のシナリオは凄く良かったのに、キャラ的に相殺されてマイナス(ぉ) てんで惹かれねェ……(ぉ)

ななこちゃんSOS!

 馬。馬女。本シナリオのレンと良く似た耳をしている。金髪ショートカット。いくら容姿が幼くてショートカットだからって、俺は誰彼構わず堕ちるってモンじゃないです。つーか、性格が嫌い系。
 むしろ、シエリスト(シエル属性)はこのシナリオに安易にイエスとは言えない複雑な気持ち(笑)

赤い鬼神

 月姫プレストーリー。月姫オープニングで語られるものが明らかになる。が、これといって感想は無く、知っても知らなくても月姫には関係無いかもしれない。むしろ、どうしてこの設定を月姫作中で書かなかったのかは不思議ではあるが。

朱い月

 アルクェイドの設定の側面を知ることの出来るミニシナリオ。非現実な設定を懇切丁寧ながらも遠まわしに遠まわしに書いてあるため、よく解かんない話だった(爆)
 最後の方では単語の意味すら解からない状態(ぉ)

頑張れ知得留先生

 月姫キャラ総出演のバカ話。
 人気投票の結果は知らないが……どうも、シエルはいまいち人気が高くないようで。このミニシナリオうんぬんよりも、なんでいっつもいっつも俺が入れ込んだキャラは人気が低いんだよコンチクショウ!! ……と憤慨するばかりの俺(笑)

宵待閑話

 秋葉の通う浅上学園の話。シナリオの視点は秋葉となる。
 あきらちゃんと何やら親しげだったキャラの名前が判明。蒼香というらしい。小柄でミニポニー。髪を下ろした時はちょっとドキドキした……(謎)
 ルームメイトはもう一人おり、羽居という。ニックネームは羽ピン。セミロングで天然系。
 もう一度言うと主人公は秋葉である。とても理知的でサディステックな秋葉なのである。あきらちゃんと対面させてはいけない人物ナンバーワンである。秋葉とあきらちゃんが対面するたびに肝が冷える思いをした(笑)
 ……いや、期待したわけではなく……だから違うって……違うんだって……(ぉ)
 ゴメン、超期待した(爆)
 だって舞台は女子寮だよ……期待しない方がアレだって……(マテ)

タナトスの花

 舞台は閉じた夢の中の遠野家。主人公と翡翠と琥珀しかいない。
 ヤリタイ放題荒れ放題の主人公。鬼。「あーぁ……」と言った感想しかない……(笑)

翡翠ちゃん、反転衝動!

 ギャグストーリー。
 タイトル通りに、翡翠が壊れる。「妹ひざかっくん」だけは笑わせてもらった。相変わらず夢オチだが、真意は翡翠の救済か。明日はきっと爽やかに(謎)

遠野家のコン・ゲーム

 ギャグストーリー。
 キャラ総出演で鬼ごっこという壮大なゲームが繰り広げられる。
 おおぅ! おおぅ! 泣けた……(ぉ)
 いや、解かってる……解かってるはずなのに……(謎)

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Document Write by iszark. Last Update, 2001-12-12.
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