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Short Cut List
ぱんだはうす10周年記念作品らしい。
と言っても、ぱんだはうすの作品はプレイしたことがない(お察しください)が、栄枯盛衰の激しいこの業界で10周年とはなかなか老舗なのかも。
発売前にZ師匠に公式サイトを教えてもらい大いに期待していたが、体験版が出た途端にZ師匠は「やんなくていい」と思いっきり手のひらを返す始末。どうやらシナリオがダメダメらしい。
しかし体験版をプレイしない主義の俺。まぁ、いくらシナリオがダメダメでも、キャラ萌えぐらいは出来るだろう……あのラインナップでは。シナリオ設定上、20歳以上は存在せず、こういったゲームのお約束で18歳以上とされている。そして主人公は19歳。年上ゲーでも年下ゲーでもなく、まごう事無き同級生ゲーである。と、お察し下さい。
と言う訳で時期遅れだろうがなんだろうが、颯爽と突撃させて頂きますよ(笑)
凝りに凝った文字の配置や背景、効果。さすがに記念作品なだけはある。
あまりにも寂しい世界観をシステムのゴージャス感で補っている感じ……?(ぉ
物語の季節は、春。静かな春。
桜花、登場。
若草色の着物を着た少女。ショートボブの栗色の髪に、大きな浅葱色のリボンをしている。育ちは良い所らしく、上品。
花見をしたくなってフラフラと歩いていると出会う。人と逢うのは珍しい事件であるこの世界観。社会というものは当然崩壊しており、自己紹介も終わって話していると主人公の目の前で突然倒れる。
当然ながら男として、桜花を保護(共に生活)することになる。
20歳の誕生日なると絶対的な死が待っているこの世界観。競馬で言うと「ダービーからダービーへ」である。
この世界の常識的な挨拶として「あなたの誕生日はいつ?」というのがあるらしいが、逢う人逢う人19歳ってわけじゃないだろう。20歳死の世界設定から来たとは思えない、不思議な習慣である。
チトセ、登場。
非現実的な雰囲気を纏う黒髪ロングのキャラクター。左右の裾の丈が違う羽織袴を羽織っている。
夕焼けの中、廃墟と化した学校の屋上で出会う。
サッと現れてスッと消えていく、怪しい人。
出会い別れ土に埋もれ、日が沈むように死んでゆく……。
ははは……(謎)
さよなら。
……。
そうだな、全ての向こう側に答えがあるといいな……。
_| ̄|○
エピローグもプロローグも無く、季節は夏──。
美潮、登場。
修道士が着るローブのようなものを身に纏った、金髪ウェープロングの北欧系少女。サイドにちょこっと付けたピンク色のリボンが幼さを冗長しているが、自分の背丈と同じほどの分厚い刀身を持った鉈のような刃物に、大量の血痕。
夜行性の小動物を狩るために森に入って出会う。
つっけんどんな少女だが、無造作に衣装をひらひらさせるあたりがかなり危険。
夜の山中にて何度か出会う。主人公は、桜花のことはすっかり忘れている模様……_| ̄|○
そんな主人公に、美潮から罵倒と冷言の数々。はいはいすみませんね。私には打てませんよ……。金髪幼女に罵倒されるのが好きな人にはタマランのだろうけど……。
血に濡れた美潮を思い(?)、強引に家へ招き、強引にお洗濯する主人公(謎)
ついでに髪なんかも梳いてやったりして、ようやく美潮の警戒も解けたらしい。
タレ目気味になった。(ぉ?
惜しい。惜しすぎる題材である。テキストノベルなのに、テキストがビジュアルとエフェクトに頼りすぎてどうする。ビジュアル面の煌びやかさにテキストが付いていけてない。
さよならの向こう側には何がある。
余韻も伏線も感じることは無く、季節は秋──。
紅葉、登場。
夜な夜な自作農園の作物を盗んでいく人物の妹で、その姉を探していると言う。
丈の短い修道着を着た引っ込み思案ぽいショートカットの少女。
個人的には悪くないのだが、姉の存在がシナリオにどう絡んでいくかが問題である。シナリオ次第、か。
呉葉、登場。
夜な夜な農作物を盗んでいく女(ぉ
外見はほぼ妹の紅葉と同じ。ただし性格は正反対。君望の「遙」に対する「水月」って感じ?
打つのは難しそうである。
……。
……。
全ての選択肢試したんですけど……。
主人公が鬼畜化して終了ですか?(笑)
……。
_| ̄|○
と、思っていたら、どうやら春・夏の選択肢で秋のシナリオが決定されるらしい。バッドエンドしか無いコースを選んでしまったと言う訳だ。
主人公の鬼畜化は、今までのシナリオが吹っ飛ぶぐらいの豹変ぶりである。「そ、そんなことないよ!」とアセアセしていた主人公はどこへやら(笑)
変身した主人公が、まず掴む物は、必ずロープなのだ(ぉ
まーひとつ思うことは……やっぱり、姉妹丼はバッドエンドと言う事ですな。(ぉ
間違っていると思われる選択肢を選びなおして、サクッと秋まで時間は進む。桜花のラストでまた泣きそうになったのは秘密。
ファーストプレイの秋とは登場人物も変化。
小春、登場。
チャイナのようでそうでない。ワンピースにショール(?)を羽織った妖精チックな装いに、おだんごツインテール。イッツ・ア・パーフェクト・ヒラーヒラー・ワンピースッッッ!!(ぁぁ
振袖(?)のショールも、まことにグッジョブである。性格は、人当たりの良い明るい少女である模様。
なんつーか、激打ち?(マテ
そしてもう一つ気になることが……登場人物のバストボリュームが、段々と小さく平たくなっていっているのですが、これは真理に近付いて行っていると見て間違い無いですかね。いや、間違い無いね。真理だね、摂理だね。文明進化論だね(謎)
キャラ的には悪くない。って言うかボイスが凄くイイ(ぉぉ
シナリオも何かを訴えようとしかけていたが……あまりにも理不尽。自己完結は救えない……。
願わくば、全てがさよならの向こう側にありますように。
季節は移ろう空しさを募らせながら、冬──。
ふゆ、登場。
主人公がお気に入りの場所である、学校の屋上で、吹雪の中、刀を構えていた少女。意味不明。
ショートボブの髪型に明るい性格で、ひらっひらのミニスカートに、えここマントペンギンフードをかぶった少女。
名前は「ふゆ」と言うが、頭の中は春満開なのが謎である。
ちなみに、ボリュームはさらに小さくなっている(謎)
……真実が近いんだね……(ぉぉぉ
主人公についての……と言うか、さよならのシナリオについての核心へと迫る。しかしそれは今まで貼ってきた伏線や期待させられていたテーマではなく、あくまでもこのゲームのシナリオの根底にあるもの、というだけだった。
どうにも、最初のうち(春)はよくシナリオを書いている感じだが、時間が足りないのか後半に進むに従ってただシナリオに沿った最低限のことしか書かれていなくなる。はしょり過ぎ(笑)
「さよなら」を繰り返すごとに、それに慣れていく……と言うのなら、それはそれで理解できるが。主人公とキャラクターの関連性と経緯を描くまでは至らず、どうにも感情移入がし辛いのだ。ふゆなどなかなかの逸材なのに、悔やまれるよ……。
このゲームは、キャラごとに分岐していくマルチエンドシナリオではないので、1周するとほぼ終わる。なので総評。
シナリオは悪くないが、グッドエンドだと主人公が道化師となり、バッドエンドだと鬼畜野郎に豹変するのはなんとも言いがたい。また、艶のある単語を使っているだけで使いこなせていない。その艶のある単語を効果があるテキストとして使えていないのだ。
絵は、かなり美麗。特に背景はよく描き込まれている。システムエフェクトも効果的で、高評価。
音楽はまずまずか。
システムはよく出来ている。エフェクト類が多彩で安定してよく動く。
総じて、ひらひらCG集焦燥としたタイトルに期待してプレイすべきではなく、10周年の記念作品として視覚で楽しむと良い作品かと。
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Document Write by iszark. Last Update, 2003-10-20.