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世紀末を震撼させた稀代の名作 ONE の続編にあたる作品で、あの独特の世界観である「永遠」の設定を受け継いでいるらしい。
色々と騒がれもしたが、俺としては製作者が違うとかそんな話は関係無いわけで、いつものようにゲームをやるのである。
むしろ、タイトルを「ワン・ツー」と読むのに微妙な違和感を禁じえない(笑)
この続編がさらに出ると「ワン・スリー」なのだろうか。野球のカウントのようである。
そして、前作からのプレイヤーならまずあり得ないと思うのだが、今作 ONE2 から入った諸君に言いたい。このゲームを「ワン・ツー」と呼ぶのは良いが、前作 ONE を「ワン・ワン」と呼ばないように(笑)
好かれない俗称ではあるが、せめて「オネ」と呼んで……。
主人公は転入生。
単身赴任している父親の面倒を見る(むしろ監視)ために、舞台の街へ引っ越してきた。
遙、登場。
フルネームは「深月 遙」で、「みづき はるか」。……君望のメインヒロインを2人足した名前なのは、何か狙っているんだろうか。
長髪お下げで、主人公が転入するクラスの副担任。
いきなり「私は某国のスパイ」などと言い出すので、ちょっとヤバい人かも知れない。油断は禁物だ(笑)
奈穂、登場。
主人公のクラスメイト。始業式前日に転入手続きをしに校内に来ていた主人公と出会う。
セミロングで短身ながらぽっちゃり系。奈緒リン。
かなり天然系。学校内で迷うらしい。そのくせ、生徒会執行委員。丁寧な言葉遣いをする。
とても美味しい設定なんだけど、どこかズレてるんだよなぁ……何が違うんだろう……。
綾芽、登場。
主人公のクラスメイト。奈穂に校内を案内されていた時に、図書室で独り読書をしていたところで出会う。
ショートカットの髪型に……なんて回りくどい説明しなくても、ヴェドゴニアのモーラと言えばピッタリ適合する外見(ぉ) しかし、実は奈緒よりも背が高い(笑)
性格もモーラのようで、無口で無愛想。
外見的にはオッケーなんだけど、性格的にちとキビしい。さて、モーラのようにその評価が覆ることがあるのだろうか(笑)
乃逢、登場。
名前は「のあ」と読む。
陸上部に所属している、ショートポニーで、元気な女の子。のちに、主人公の後輩であると解かる。
天真爛漫にマイペースな性格。
ストライクゾーンに入り込んできているが、さてこのコース(イン・ロー)。打とうか打つまいか……。
システムはオートモード(手放し進行)ができないぐらいで、特に不備は無い。不備は無いが使いやすいかと言われると怪しい。とても普通な感じ。
テキストはフォントがやや小さめで行間も狭めてあり、1頁に多くの文字が入るようになっている感じ。至極読みやすいが、テキスト自体は理解を求めるものも多い。
絵は ONE の伝統を受け継いでいるかのように、目がやたらと大きく感じる。細かく描き込んであるが、美麗と言うのとはちょっと違うようだ。
音楽は ONE をそのまま受け継いでいる……とは言わないが、アレンジ曲多数でなんだかノスタルジック。
ふむ。どうやらファーストプレイは奈穂のシナリオルートかと思われる……痛いッス……(笑)
転校してすぐに出来た悪友、及川とのとらいあんぐるハート……お前ら本当に高校生か(謎)
途中まではかなりの勢いで、そりゃあもう前作を越えんばかりの勢いでせつなさ炸裂なのだが、肝心のクライマックスがどうにもいまいち……。前作を知っていればこそ解からないでも無い。が、普通は前作を知らなくても理解と納得ができるように作るものだと思うのだが……。
まぁ、キャラ的にどうでもいいんだけどコンプを目指すならヤル気のあるうちにこなしておくか……と、遙ルートを目指す。
プリンセス=ゾンミ風に言うと「あり得ない」ですよ。俺の属性をことごとくハズしておられる遙に惹かれることなど、あり得ない。特殊な例外のようにシナリオが恐ろしくヒットしない限りは、その可能性は皆無。絶無。
淡々とこなしていく予定です。
……でした。
だがしかし……だが、しかしッ!
久遠、登場。
ショートボブの同級生。遙が音楽室で週に2〜3度、ピアノを教えていると言う。
性格は底抜けに明るい小悪魔系。
……回避出来ません(ぉ
淡々とクリアする気だった遙ルートの、警戒レベルが跳ね上がったのは言うまでも無い(ぉぉ
前作で言うところの、「茜に対する詩子」的な存在であってもそれはそれで萌えてしまいそうな気がする難儀な俺(謎)
おや? 久遠ルートもあるのかな? ……そんな選択肢がちらほらと……。
しかし遙シナリオを目指すと決めた以上、涙を飲んで堪える。耐える。
……。
って、何泣かせてんだよ! 何、久遠ちゃん泣かせてんだよ遙先生!
久遠ちゃん怖ッ(笑)
ふむ。
とりあえず、久遠の笑顔が見れて良かった、と。プレイ後の感想はそれだけ。(ぉぉ
やっぱり遙は無理でした。シナリオやっても、ピンとすら来ません……。むしろムカつく……(ぉぉぉ
では、大当たりでも大外れでも無さそうな乃逢ルートを目指そう。
年下で天真爛漫なのはいいのだが、体育会系だったりポニーだったりでキャラ的にはちょっと微妙。シナリオも、前作と比較するような過度の期待はしていないが、それでもいまいちなので怪しい。
さてどうなりますかな……。
うっ……やっぱ、天然系ってイイですね。(ぉ
乃逢タン(←ぉ)の暴走っぷりに当てられて、いきなり冷静な判断が出来なくなる俺(ぉぉ
かの名作ONEの続編作にして、ハズレ無き426と評される良作シリーズの一端を担っているのでキビしく評価した日記を書こうと思っていたのに……水月は頑張ったのにィ!(アレでか)
蔵谷 孝子、登場。
本当なら「孝子」と表記するはずなのだが、主人公も乃逢ちゃんも苗字しか呼ばないために蔵谷で覚えてしまった。
ロング三つ編みの陸上部員で、主人公とは同学年。乃逢と二人だけの陸上部長距離班である。
人見知りが激しく、あまりしゃべらないが後輩(乃逢)思いの良い先輩。
あー、やっぱケガした陸上部の女の子を背負ってゆくのは、コレ定石だよなぁ……そりゃあもう、バンビちゃんの時代からさぁ。でもこう、なんて言うか……乃逢タンの反応イイネ……(ぉ
んー、陸上競技に限らず、スポーツの話ってどうしてこうもアツくなれるんだろうねぇ。ひなたのおか然り、同級生然り、Kanon然り。(←違)
不思議だけど定石定石、なーんて余裕プチかましてたら、キタよ、クライマックスが(がふぅ)
イカンッ……蔵谷さんのその独白、プチ香里(Kanon)入ってるYO!
ヤバイ。このシナリオ、ヤバいYO! Kanonの栞シナリオの香里独白シーンがそうだったように、すでに蔵谷さんに泣き入りそうになってるYO!
蔵谷「先輩先輩って……後輩の面倒も見れないで何が先輩よ……っ!」
モウダメポ……。
乃逢タンの天然的行動にもキッチリ裏付けがあったなんて、もう、最早駄目歩(謎)
チクショウ! こんなポニっ子に、この俺がッ!!(謎ッ)
……けど、久遠が出てくるシーンではきっちり久遠に萌えてる俺(←モウダメポ)
そして、乃逢シナリオ終了。
ご覧のように中盤は面白かったのだが、クライマックスがなぁ……と言うか、何の説明も無いし推測もできないモノで感動しろってのは、ちょっと……予備知識で感動できるほど、俺は人間出来ちゃないです(笑)
願わくば、あと2つのシナリオどちらかが核心で、今までの不条理が解決されますように……。
それでは、奈穂と並んでメインヒロイン格になっている綾芽ルートを目指そう。
綾芽は、見た目的にはブラボーなのだがどうにも性格が……(苦笑)
さてどうなりますやら。
冷徹・無感情の、ツンツン娘。……無理。
何度も何度も挫折する。俺が(笑)
しっかりと練られているのでそれほど不満は無いのだが、テキストが異様に長い。いや、ほんとに不満は無いんだよ? 無いんだけど、そのせいで俺が何度挫折したと思ってるんだ(ぉ
綾芽シナリオは、やはり少し違うようだ。今まで到達してきたシナリオとの明確な違いは、永遠の設定が表面化して語られている。
前作のONEの主人公(&みさお)と推測される話が出てくる。うむ、それはいい。
しかし相変わらず姉がどうしてそうなった(そう願った)のかが書かれていない。綾芽自身は姉をよく思い、「永遠」を願う気持ちは解かるのだが、綾芽の姉についてはそれにはまったく触れていない。よって、綾芽と綾芽の姉の関係が、いまいち深いものだと思えないのだ。しかも、その姉は間際に主人公に会っている。何のためなんだ。いや、シナリオを盛り上げるためと言われればそれまでなんだが、姉がそういう行動をする必要は無いだろう。どうして綾芽との関係を希薄にする必要があるんだろう。綾芽との関係を希薄にすると、綾芽が姉を思うのが不自然にならないだろうか?
長い長い、綾芽攻略戦(心の壁突破)
ONE2とは、ここ(シナリオ中盤)が面白い所なんだろうが、俺はこういうのはちょっと……(笑)
シナリオ終盤は相変わらず、今までのシナリオルートと同じような感想でした。
最後の最後まで登場することすらなかった、隠しキャラルートを目指そう。
心音、登場。
思わず、「乃絵美、登場。」と言ってしまいそうなほど、見事な横っポニ。ある日の通学路で突然登場。
「あ、あのぉ……」と言ったままアッサリ消えてしまうので、性格はまったく解からないままファーストインプレッション終了……。
ただ、ちょっとストーカーの匂いがするとしか……(笑)
心音の宝物らしい人形を押し付けられて捨てる訳にもいかず、学校にての再会第1声で「貴島和宏さんですよね?」と聞いて微笑むこの少女……もはや、ストーカー疑惑は避けられないと思うのだが……(萎)
ふむ……一人称は自分の名前か……(萌)
良いね良いね。いくらお約束だろうとなんだろうと、やはり可愛い年下はこうでなくては(ぉ
って、主人公に対する呼び名は「おにいちゃん」ですか……そうですか……(萎)
ヤメーイ、もうこんな痛々しいのはヤメェーイ!(謎)
マジでまるっきり乃絵美やんけ!(笑)
ふむ……お気に入りのワンピースか……(萌)
和宏「くるって回って見せてくれないかな?」
心音「恥ずかしいよぉ」
くる……ひらり(謎)
いす「でかした! (・∀・)イイ!」
イヤッホーッ(大気圏離脱)
萌え萎え萌え萎えと、非常に絶妙なコース配分で投げてくる心音。
まぁ、前のシナリオが無愛想な綾芽だった反動からか、幾分可愛くは見える(笑)
さて、シナリオの方だが……このシナリオに限ってはルートキャラに対する重要なポストキャラが存在せず、ただひたすらに主人公と心音のラブラブシーンが炸裂する(ぉ
……ってのは冗談で、これはキッツい……(泣)
ラストは怒涛の展開。
……ぉ。
……うぁ。
最後の最後で良いシナリオがあって良かった……。
終わりよければ全て良し(ぉ
エンディングは……まぁ、アリかな……(ぉぉぉぉ
さて、総評。
CGは綺麗系だが、違和感があるものも多い。特に1枚CG。
音楽はとても良い。ただ、泣けないシーンで泣ける音楽流されると辛い。
システムは普通。標準的な機能は備えているものの、便利で使いやすいとは言えない。
では、本題のシナリオ評を。
前半〜中盤は、なかなか良く作られている。細かく丁寧な描写で笑えるところは笑えるし、盛り上がるところは盛り上がる。
だがしかし、シナリオはやはり「永遠」の存在に尽きる。「永遠」の設定が、ONE2がONE2たる由縁のはずだが、それがこのゲームを駄作たらしめている。これは前作との比較で言っているのではない。
ストーリーの核となる「永遠」の重みがまったく無いのだ。
永遠の盟約を結ぶ「契約」と、永遠の盟約が果たされる「発動」と言うプロセスが、単純な説明だけに終わっており、しかもそれが同一視されている。ただの設定(前提)になっているのだ。
特殊で非現実的な世界観である「永遠」を受け入れるには、あまりにも説得力不足。主人公が直接知ることが無い点も大いに影響しているだろう。主人公の視点で「永遠」をどう受け入れれば良いのか、そこも明確には書かれていない。ただの特殊で非現実な設定(前提)に終わっているのだ。
前作ONEはそうでは無かった……「永遠」の設定に頷かざるを得ない説得力があったんだが。
結局の所は、非現実が非現実のままでクライマックスに突入されても感動したりすることが出来ない。「なんだそりゃ……?」と、頭に疑問符が浮かぶだけである。俺の感覚では直接的に受け入れにくいと言うわけだ。ケモノ耳みたく(笑)
まぁ、非現実なものを設定として簡単に受け入れられる……空想ファンタジーが好きって人には向いているゲームかも知れない。俺は現実的な設定でないとなかなか共感しにくいだけだから。
「永遠」の設定を使っていない心音シナリオは泣ける良いシナリオだった。
と言うわけで、惜しいことに「永遠」の設定が無ければ面白いゲームになっていたのかも知れない(爆)
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Document Write by iszark. Last Update, 2002-09-24.