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チョコを貰ったウカレ男の話などツマラナイと思っているだろう。この話は俺が中学生になるまで「暗殺されかけた!」と真剣に思っていた話なのである。
ちなみに、俺はバレンタインデーというイベントを中学生になるまでよく知らなかった。いや、友人やTVから聞いてはいたと思うが、その翌日の2月15日が自分の誕生日なので、毎年バレンタインの時期はそっちのほうにウカレて忘れまくっていたのであると思う。そのつもりで読んで欲しい。
小学3年生か4年生の時の話である。
「明日は誕生日♪」みたいな上機嫌の俺。小学校の昇降口で靴に履き替えて帰ろうと思ったら、いきなり知らない上級生の女の子に紙袋を渡されたのである。
その時の会話はよく覚えていない。
「?? 俺の誕生日は明日なんだけど?……っちゅーか、アンタ誰」とか思いつつ、上級生と別れて紙袋を早速チェック。
なんと、不思議なカプセルのようなものが何十個と入っているではないか!
普通のチョコレートだったら何も考えずに誕生日プレゼントだと思って喜んで食べたかもしれないが、病院でもらう薬のようなカプセル包装と、黄色と青色の包み紙から、「コレはヤバいモノだ!」と幼心ながら思った俺は、ダッシュで上級生を追いかけて無理矢理返してしまった。そしてすぐダッシュでその上級生から離れた。振り返ると上級生はその友人達と座ってなにやら話をしているように見えた。
帰り道はずうーっと「アレはおそらく誕生日プレゼントに見せかけた毒なのだろう……何故、俺を?」と真剣に考えていた。
翌日にはすっかり忘れてしまったが。
その上級生とはそれっきりである。と言うか顔すら覚えていない。だって、翌日の誕生日に親にオモチャ買ってもらってウカレまくってたんだもん。
小学生の自分には色恋沙汰はまだまだ早かったのである(俺だけ?)
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Document Write by iszark. Last Update, 1999-02-11.